2011年6月4日

今日から2泊3日オーストリーザルツブルクウィーンへ出掛けます。

7:27 ミュンヘン中央駅発、オーストリー国鉄(ÖBB)の国際列車 Rail Jet (RJ61)に乗ります。
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終着駅は、ハンガリーのブダペストです。

電気機関車は列車最後尾で、最前部の客車に遠隔運転台が付いています。
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2等車内情報表示版
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列車の運行状況、走行速度、走行位置やRail Jetの紹介等々、様々な情報を表示してくれます。

広がる田園の向うに、山並が見えてきました。
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ザルツブルク中央駅到着の直前、デッキでホーエンザルツブルク城塞がチラッと見えました。
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9:15 定刻から約20分遅れザルツブルク中央駅に到着です。
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駅は現在大改修工事中で、構内は雑然としています。
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真っ先に駅の案内所(←クリック)を探し、ザルツブルクカード(24時間) 24ユーロを購入します。
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これ1枚で、市内のバスが乗り放題となる他、博物館や観光施設の殆どに無料入場できるお徳用カードです。

中央駅近くのホテルに朝チェック・インさせてもらい、小さな肩掛鞄一つで、市内見物に出発します。

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ザルツブルクでも、かつては路面電車が走っていましたが、1953年廃止され、市内の交通手段ははトロリー
バス(Obus)に統一されたそうです。
二両連結の大型車両です。

名所が続いているので、新市街から旧市街に向かって歩いて行くことにします。

ミラベル宮殿庭園
駅から10分程で、大通りから右に入ると、正面にホーエンザルツブルク城塞を望む、庭園に出ます。
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左側の建物が1606年に大司教愛人(!!?)の為に建てたミラベル宮殿です。

1818年の火災で焼け残った大理石の間は、見学できるのですが、
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今日は結婚式が行われていて、入ることが出来ません。
ペガサスの泉花嫁さんを眺めながら、庭園の中を歩いていきます。

大通りの向こう側にある聖アンドレー教会の塔も、頭を覗かせています。
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宮殿を背景に、民族衣装を纏ったご婦人の写真を撮らせて頂きます。
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三位一体教会です。
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マカルト歩道橋でザルツァッハ川を渡り、旧市街に入っていきます。
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建物の中を通る通路を抜けて、
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人通りの多い繁華街、ゲトライデ横丁に出ます。
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両側の建物から突き出した
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凝った意匠
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看板が目を惹きます。
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人混みの中を更に進むと、
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右手に一際目を惹く黄色い建物が現れます。
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ゲトライデ横丁番地、モーツァルトの生家です。
17561月、モーツァルトは、この建物の階で生まれたそうです。
(私は、その場に立ち会っていないので、又聞きですが・・・・)

入口でザルツブルクカードを見せて、4階へ進みます。
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モーツァルトの使った楽器や自筆の楽譜、手紙等が展示されています。
(館内は写真撮影禁止です。)

またまた建物の中の通路を抜けて、
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大学横の大学広場に出ます。

野菜の屋台では、旬の白アスパラガスを売っています。
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お昼も大分過ぎてお腹が空いてきたので、隣の屋台で
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たっぷり辛子を添えた太いソーセージパンコカコーラを貪ります。

お腹が満たされたところで、大学の壁沿いの道を、両側の屋台を覗きながら進んでいきます。
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角を曲がると、毎年7月から8月に掛けて開かれるザルツブルク音楽祭の主会場となる祝祭劇場が見えてきます。
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大ホールに続く岩の乗馬学校ホールとモーツァルトの為の家ホール。
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市内には、観光馬車が走り回っています。
落し物を処理して廻るお兄さんも見掛けます。

優雅な姿のコレーギエン教会を過ぎ
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フランツィスカーナー教会横を通り抜けると
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ドーム広場に出ます。

正面には、774年に創建され、その後改装・改築を重ねてきた大聖堂(Dom)が偉容を誇っています。
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奥行き100m以上もある聖堂内は、見事な装飾が施され、祭壇の上のドームからは、明るい光降り注いでいます。
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大聖堂の横に出て、大司教の宮殿レジデンツ前のレジデンツ広場から振り返ると、大聖堂の
全容を見ることが出来ます。
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レジデンツを背に、東側を見ると、噴水の向うにザルツブルク博物館が見えます。
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博物館の横のモーツァルト広場に進むと、モーツァルトの像が、観光客を見下ろしています。
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この広場で地元の高校生の一団に呼び止められました。
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いろいろな人に、「家族とどういう関係にあるか」「家族をどう思っているか」等を訊いているのだそうです。
一通りやり取りが終わった後、「自分の国、地方の歌を歌って欲しい」というので、観光客の行き交う広場の真ん中で、旅の恥を掻き捨てて、「さくら」を、大きな声で歌ってあげました。