2011年6月5日


両側に建物が迫る小路をスペイン乗馬学校に向かって進んで行きます。
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道の左側が急に開けます。白亜の国立図書館前のヨーゼフ広場には、
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ヨーゼフ2世(1741-1790)の騎馬像が立っています。

広場の右側が、スペイン乗馬学校です。
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1572年創設で、世界最古の乗馬学校です。
馬の輸入先に因んでスペインの名で呼ばれています。

道を挟んだ向かい側には、白馬の並ぶ立派な馬小屋があります。
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更に進むとロータリーのあるミヒャエル広場に出ます。
右手に、青空に映える白い優雅な姿を見せているのが、ミヒャエル教会です。
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目を転じると、王宮が迫ってきます。
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角に施された、力強い彫刻
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入口両側には、仁王さんのような一対の男性像が、入場者を見張っています。
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中に入ると、中央の丸天井の下は、
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王宮の中にある皇帝フランツ・ヨーゼフ1世(1830-1916)の居室、皇帝の部屋や皇妃エリーザベト(シシィ)縁の品を展示するシシィ博物館等への
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入場者で混みあっています。

更に進んで、装飾を施した出口から
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中庭に出ると、フランツ2世(1768-1835)像が立っています。
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中庭の奥の角に、に色分けられたスイス門が見えます。
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門を潜った中庭の右奥に王宮礼拝堂があります。
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ここで9:15から催される日曜ミサ(今日は日曜日!!!)には、かのウィーン少年合唱団が参加するのですが、時間が合わず、予約もしていません。

中庭に戻り、出口から広いヘルデン広場に進むと、広場を取り囲むように新宮殿が、偉容を誇っています。
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(画像右下隅の+印をクリックすると画像が拡大します。)

カール大公(1771-1847)が騎馬に跨り、新宮殿に対峙しています。
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観光馬車の向うには、市庁舎が見えています。
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リンクへ向かっては、ブルク門が構えていますが、
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左右に2つ見えるドームは、リンクの向こう側にあり、
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左右に同じ建物を配した美術史博物館(左)と自然史博物館(右)のものです。
(画像右下隅の+印をクリックすると画像が拡大します。)

二つの博物館の間には、皇帝フランツ1世の皇妃で、マリー・アントワネットの母である マリア・テレジア
像が、
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堂々たる姿で鎮座しています。


リンクを、観光路面電車リンクトラムが、
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鮮やかな黄色い車体を夕日に輝かせながら、走り過ぎていきます。

新宮殿の裏手にあるブルク庭園では、
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モーツァルトが、体を少しくねらせて、楽譜の頁を捲っています。

毎正時ウィーン縁の人々が現れるからくり時計を見る為に、宮殿を横切って、ホーエンマルクト広場に向かいます。
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17:55に着いて、今や遅しと待ち受けます。
18:00を過ぎてもアンカー時計には何も起こりません。
暫く待ちましたが、結局何も起こらず、「17:00で終わりかも知れない、そういえば見物客も少なかったな~」と
考え、明日の正午再挑戦することにします。

昼からずっと歩き回っていたので、お腹もペコペコです。
アンカー時計に程近く、何世紀も続く古い店を訪ねることにします。

ゲッサー・ビーアクリニーク
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1683創業で、趣のある店構えです。
閉まっている!!!
日曜・祝日お休みだったのです。人気のビールを飲み損ないました。

オーフェン・ロッホ
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1704年創業。代表的なウィーン料理の店だそうです・・・・が、やはり日曜お休みでした。

下調べ不足を悔やみながら、残りの観光に向かうことにします。

シュテファン広場駅から地下鉄に乗り、毎年ニューイヤー・コンサートが開かれる楽友協会を目指します。
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建物の正面を飾る彫像3体
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今晩は何か演奏会が開かれるのでしょうか、正装をした紳士・淑女達が、三々五々集まって来ます。
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ウィーンの街に点在する縁の音楽家達を訪問しながら宿に帰ることにします。

ブラームス
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楽友協会から道路を隔てた公園でひっそりと座り、何か考え事をしています。

見上げると、壮麗なカールス教会がこちらを見ています。
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1739年完成。

道路沿いの緑地に囲いがしてあり、犬が遊んでいます。
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看板には犬の区域(Hudezone)と書いてあります。
洒落た水飲み場も備えたドッグ・ランです。
を思い出しました。

右手に、ウィーン交響楽団の本拠地、コンツェルトハウスが見えます。
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1913年完成です。

ベートーヴェン
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道路を渡って直ぐの公園の中で、少し頭を下げて座って、やはり考え事をしている様に見えます。


ウィーン川を右に見て
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市立公園に入っていくと、
金ぴかのバイオリニスト表彰台で演奏しています。
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本来の金ぴかさん、ヨハン・シュトラウス2世は、大きな飾り枠の中で演奏しているのですが、今年9月までの予定で修理中だそうです。
彼は、次々と訪れる観光客をガッカリさせないための代役だったのです。

写真の左下に見える案内板には、
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「ヨハン・シュトラウスから頼まれて9月末まで代役を務めることになりました。彼の代役として皆様に撮影していただくことも、皆様と一緒に写真に登場するのも大歓迎です。どうぞ台の上においでください。ウィーンではお客様が主役です。」
と、各国語(日本語も)で書かれています。

アメリカのご婦人が、早速、シュトラウス言い寄りました。

シューベルト
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更に、市立公園の奥に進むと、今度は、シューベルトが膝の上に楽譜を開いて、少し遠くを見つめています。

この公園には、ブルックナーなどの像もあるようですが、限られた時間で探しきれませんでした。

シュトゥーベントルから地下鉄3号線に乗って、乗り換え無しで、ウィーン西駅に戻ります。
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楽しみにしていた歴史ある料理店での夕食が、どこも日曜だということで諦めざるを得なくなりました。

その代わりとしては、余りに差があり過ぎますが、西駅で、ウィーンの名物料理シュニッツェル(薄カツレツ)の
もどきを見付けました。
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ウィーンの人気銘柄ビール(Zipfer Urtip)を一緒に買い込み、ホテルで、シャワーを浴びてからのビール
夕食となりました。
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パンから大きくはみ出したシュニッツェルおつまみとして齧り、残りは最後に夕食となります。

今日は1日よく歩きました。
明日に備えて、ゆっくり休みます。