8月の末に、トルコに行ってきました。
約1週間の旅でしたが、アジアとヨーロッパ、ギリシャ・ローマとトルコ帝国、キリスト教とイスラム教・・・
奇景に加えて、地理的にも時代的にも複層的な重なりの面白さを堪能してきました。


2008年8月22日(金)

エフェス遺跡
ギリシャ人の町として栄えた都市エフェス(Wikipedia ←クリック)の遺跡は、かつての繁栄を偲ばせるその壮大さで訪れるものを圧倒します。

列柱
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遺跡の入口から立ち並ぶイオニア式、コリント式の列柱群の間を進みます。

ハドリアヌス神殿
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ハドリアヌス帝の訪問(123 A.D.)を称えて建造されたものです。

ケルスス図書館
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2世紀建造。アレキサンドリアの図書館、ベルガモの図書館と並ぶかつての世界三大図書館の一つ。

大劇場
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観客席の直径158m、高さ38m、収容人員24,000人!!!
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大劇場から港に通じる大通りから振返って見て、改めてその大きさに驚かされます。


エフェス遺跡から発掘されたものは、遺跡の近くにあるエフェス(考古学)博物館に収蔵されています。

ビーナス
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紀元前1世紀。

ゼウス頭部
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1世紀。

アルテミス神
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2世紀。
豊穣の神。胸に下がっているものは乳房とも牛の××とも言われていますが、いずれにしても豊穣・多産(?)の象徴でしょうか。



ヒエラポリス遺跡
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ローマ帝国の温泉保養地として栄えた所です。

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遺跡のすぐ横には、パムッカレの石灰棚が拡がっています。
トルコの観光案内書や絵葉書に必ず登場する景色です。

下から見上げると、まるで雪山という光景です。
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8月23日(土)

コンヤ
アナトリア地方の主要都市。人口150万人弱。(Wikipedia ←クリック)

メヴラーナ博物館
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イスラム神秘主義教団の始祖メヴラーナ(ルミ)の霊廟
墓所を覆う緑色に輝く塔が、抜けるような青い空に映えて印象的です。
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インジェミナーレ神学校
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トルコ語でince=細長いminare=尖塔という意味ですが、名前の由来の塔の細い部分は現存していません。

ドームの中心部は木造でした。
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