2011年07月

2011年5月27日(金)

LH715で、ミュンヘンに向かいます
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17:35定刻に、到着。
出迎えてくれた凜のお兄さんと、近郊電車(Sバーン)、地下鉄(Uバーン)、バスを乗継いで、アパートに直行。
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夜9時過ぎの夕焼けと持参のイカの燻製を肴に、ミュンヘン・ビールを飲みながら、久し振りの親子水入らず


2011年5月28日(土)

ミュンヘン1日目、朝早くから、凜のお兄さんの案内で、
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路面電車に乗って、市内観光に出かけます。

大きな噴水が地面から噴出しているカールス広場で下車。
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カールス門
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潜って、歩行者天国のノイハウザー通りを、街の中心マリエン広場に向かってブラブラと・・・。

左手に見えてきたのが、ルートヴィッヒ二世の棺が置かれているミヒャエル教会です。
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んっ!正面を覆っているのは、本物そっくりに建物を描いた工事用の幕です!!

右奥(↗)に見えている葱坊主が、ミュンヘンのシンボル、フラウエン教会の南塔です。
高さ約100mあります。
近付いて見上げると、北塔は工事中で、包帯を巻かれています。
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聖堂に入ってすぐの所に悪魔の足跡と呼ばれる黒い足跡があります。
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この辺りから奥を見ると、左右に窓が一つも見えません。
教会の完成奉納式の前夜、様子を見に来た悪魔が、窓の無い変な教会と決め付け、床に自分の足跡を残したのだそうです。

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1468年から20年掛けて建設されました。
  奥行き(身廊の長さ):109m
  幅         :    41m
天井高       :   31m

聖堂の中に進むと、左右に見事なステインドグラスをあしらった大きな窓があり、明るい光が差し込んでいます。
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入口に近くには、見事な彫刻を施されたルートヴィッヒ皇帝の記念墓もあります。
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エレベーター(3ユーロ)で、南塔に登ってみます。
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眼下に、左から、新市庁舎マリエン広場の向こう側正面に旧市庁舎、奥に聖霊教会、右にペーター教会などを望むことが出来ます。


次は、11世紀前半に建てられたミュンヘンで最も旧い教会、ペーター教会の塔に登ります。 
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大きな鐘を覗きながら、302段の木の階段を一歩一歩登っていきます。

先ほど訪ねたフラウエン教会新市庁舎が良く見えます。
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マリエン広場から見上げた新市庁舎とはいえ、100年以上前に建てられたものです。
手前には、30年戦争で戦災を免れたことに感謝して建てられたマリア柱像が金色に輝いています。
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11時までまだ大分間がありますが、既に人が集まり始めています。

毎日、11時、12時、17時の3回、時計塔の中ほどに設えられた、等身大の仕掛人形グロッケンシュピールが音楽に合せてビール樽職人の踊り騎士の馬上試合を見せてくれるのです。
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ミュンヘンで最初の昼食は、新市庁舎の地下にあるビールレストランラーツケラー(「市庁舎のワイン地下蔵」)でとることにします。
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もともとワイン蔵なので、入口にもWeinstube(ワイン酒場)と書いてあります。

広く落ち着いた雰囲気の店内。
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老婦人が独りでビールを飲んでいたりします。
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ビールはフランツィスカーナーの小麦を使った白ビール(Weiß Bier)です。独特の味が口の中に残ります。
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料理は、ミュンヘン名物の白ソーセージ(Weißwirst)と定番のおつまみプレッツェル(Brezel)です。
茹でた白ソーセージは、白い皮を縦に裂き、身をはがし、甘みのある特別なマスタード(Süßer Senf)を付けて食べます。

店で出されたビールグラスを売ってもらえないかと、店員さんに、恐る恐る尋ねたところ、「4ユーロです」とのこと、記念に買って帰ることにします。一見愛想の無い強面の女店員さんでしたが、丁寧に新聞紙で包装してくれました。
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縦に長い独特の形をしているので、上の部分をぶつけて乾杯をすると割れることがあることから、下の分厚い部分で乾杯します。

2011年5月28日(土) 続き

ぺ-ター教会を後にして、商店街を暫く行くと、
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右側に、幅は狭いけれど、一寸目を惹く教会が見えてきます。
聖ヨハン・ネポームク教会です。
18世紀、バイエルン地方に多くの教会を建設したアザム兄弟が自分達の為に立てた教会で、アザム教会として知られています。
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中に入ると、兄弟が腕を振るっただけに、狭いながらも、豪華かつ荘厳な雰囲気の教会です。
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更に道を進むと、旧ミュンヘン市外を取り囲んでいた城壁の南西の門、ゼントリンガー門が見えてきます。
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門の前から路面電車に乗って、街を流れるイーザル川を眺めに出掛けます。
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かなり強いにわか雨が川面を打っています。

マリエン広場に向かって歩いていくと、南東の門イーザル門に突き当たります。
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遠くに新・旧市庁舎やフラウエン教会の尖塔を望みながら、更に、タール大通りを進んでいきます。
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建物の壁に、女の子が腰掛けて、行き交う人々を眺めています。!?!?
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旧市庁舎の手前を右に折れると、旧王宮(アルテ・ホーフ)の入口の塔が見えてきます。
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路地を抜けると、目の前にマックス・ヨーゼフ広場バイエルン王家の居城レジデンツが姿を現します。
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修理中のレジデンツもまた壁画工事幕を被っています。

広場に立って右に目を転じると、フラン・ヨーゼフ一世の像を前にしてバイエルン国立歌劇場が偉容を誇っています。
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今秋には、日独交流150年を記念して、ケント・ナガノが率いるバイエルン国立歌劇場日本公演(←クリック)が行われます。

レジデンツの中庭を抜けて、
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レジデンツ通り側に出た所に大きなライオン像があります。
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この像に触ると、幸せが訪れるという言い伝えがあります。
皆が撫でる像の一番下の部分 だけが光っているのが見えますか?

目を転ずると、威風堂々とした銅像が見えます。
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台座にバイエルンの王、ルートヴィッヒ一世と記されています。

ミュンヘンの最初の晩餐は、かの有名なビールレストラン ホーフブロイハウスでとります。
趣のある建物の
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入口を入ると中は、大きなテーブルが並ぶ大空間です
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早速、ビールを頂きます。右は1リットル(凜のお兄さん)、左は500cc(凜のパパ)。
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凜のパパも、お代わりをしたので、結局1リットルでした。

シュヴァイネブラーテン(Schweinebraten ← Schwein:豚 braten:焼く)
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バイエルン地方の豚肉料理。付け合せはじゃがいも団子( Kartoffeln knödel)です。
肉の大きさに圧倒されます。

相席したドイツ人の老夫婦。気さくなお二人でした。
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ここのメニューがとても素敵だったので、「持ち帰っていいか?」と駄目元で尋ねたところ、愛想よく「どうぞ」と言ってくれました。
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右のホーフブロイハウスのビアマグは、去年、凜のママがミュンヘン土産に買ってきてくれたものです。

午後5時過ぎ食事を終えて、マイバウム(5月の柱)の立つヴィクトゥアーリエンマルクト
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屋台の店を覗いて
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凜のママご指定のお土産(チョコ、紅茶、コーヒー)を買うために、300年の歴史を誇るデリカッセン、ダルマイヤーに寄ります。
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明日の日曜日は、殆どの店が休みなので、土曜日の内に買い物をしておきます。

お土産を手に、凜のお兄さんのアパートに戻り、仕上げのビールを空けます。
今日も夕焼けが西の空を染めています。
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休日の朝早くから終日街案内をさせられて疲れ果てた凜のお兄さんが転寝をしている間に、アパートの周辺を散歩して見ます。
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裏通りの小さな教会にもなんとなく風情が感じられます。

2011年6月8日(水)

今日は旅行最終日です。
午後のLH714便で帰国します。


出勤する凜のお兄さんにスーツケースを預かってもらい、
ミュンヘン最後の日見物に出掛けます。

今日は、まだ登っていなかった旧市庁舎の塔(85m)に挑戦します。
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といっても、登るのはエレベーターです。

外は風が強そうです。
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展望回廊は、塔の大時計のすぐ上のところにあります。
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ペーター教会
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フラウエン教会
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旧市庁舎聖霊教会
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真下にはマリエン広場が広がっています。
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マリアの柱像も見えています。
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ミュンヘンの街を、しっかりと目に焼付けました。

最後に、マリエン広場の周りを歩きます。
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双子印の刃物屋さん
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300年近い歴史のあるレストラン、ドニスル
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ここのカプチーノは絶品でした。

鉄道地図を探して入った本屋さん
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凜のお兄さんの職場の前で、預けていた荷物を受け取りながら別れを告げ、Sバーンで、国際空港に向かいます。
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チェックインを済ませて、ドイツでの最後の昼食ビールです。
空港広場のエアブロイビールの直営レストランです。
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ソーセージプレッツェル
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LH714便は定刻15:15、成田に向けて出発します。
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2011年5月29日(日)

今日は、旧美術館(Alte Pinakotek)で絵画鑑賞です。
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ワシントン・ギャラリー(米)所蔵のフェルメール天秤を持つ女(←クリック)展が開かれています。
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この美術館には、

フィリッポ・リッピ「受胎告知」
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レオナルド・ダ・ヴィンチ「聖母子」
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ラファエロ「カニジアーニの聖家族」
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デューラー「四人の使徒」
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なども所蔵されています。

15世紀-18世紀の数々の名画を堪能した後、マリエン広場に移動し、
パウラナービールの直営ビールレストランパウラナー・イム・タール
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で昼食です。
中庭も人気がありますが、
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私たちは、落ち着いた雰囲気の室内に席をr取りました。
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注文したのは、先ずはミュンヘンのラガー(Hell)ビールです。
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続いて白ビール。グラスの形が全く違います。
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メニューコースター
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料理の写真を撮り忘れたことに気がついた時は、お皿は殆ど空でした。

午後は、アパートに帰る凜のお兄さんと別れ、独りで、街の彼方此方で路面電車を撮って過ごします。
カールス広場
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州議会議事堂
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夕食は、ビールを離れ、ワイン酒場でとることにします。
レジデンツの中庭にある、
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プファルツァー・レジデンツ・ワインシュトゥーベ(プファルツ(Pfalz)地方のワインを飲ませるワイン酒場)です。
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ワイングラスも、見慣れた脚のついたものではなく、ずんぐりとしたコップのようなものです。
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料理は、チーズ盛り合わせプレッツェルです。
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明日の早朝、ミュンヘン中央駅からアウグスブルクに向けて出発するので、今日の泊まりは、
駅から2分のホテルです。
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2011年5月30日(月)

7:39フランクフルト行きIC2290列車で、アウグスブルクに向かいます。
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7:33列車入線、早速乗り込みます。
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発車して20分、車掌さんが検札に来ます。
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オンライン・チケット確認用のクレジット・カードを差し出して完了。

定刻8:14 アウグスブルク中央駅に到着。
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今晩泊まる、駅から歩いて数分のホテルに、荷物を預かってもらいに寄ったところ、部屋が用意できるからとチェックインさせてくれました。
幸先よい出だしです。

路面電車の中央駅前停車場で、市内の路面電車とバスが乗り放題の1日乗車券(Tageskarte)(5.40ユーロ)を買って、4号線に乗り込みます。
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この路線は、中央駅前停車場から、
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アウグスブルク北停車場間を走っています。

路線途中の道端にロマンチック街道日本語で記された標識を見つけました。
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20分でアウグスブルク北に到着。
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ここの路面電車も、ミュンヘン同様片運転台です。
終点では、線路が輪っか状になっていて、ぐるっと廻って方向を変えます。

もと来た路線を引き返し、2号線と交差するヴェルタッハブルケで下車します。
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ここから、2号線に沿って、街の中心部を目指して歩きます。
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道の両側には、趣のある建物が続いています。

フィッシャー門を潜れば、いよいよ観光名所の連続になります。
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路面電車がやっと行き交える程の道を、遠くに見える大聖堂(Dom)の尖塔を目指して進みます。
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左手の赤い建物がモーツァルト・ハウス(モーツァルトの父レオポルドの生家)です。
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内部は記念館として、モーツァルト家の資料楽器、家具などが展示されているそうですが、残念ながら月曜日は休館で入れませんでした。

電車道の向うに大聖堂、大きく見えてきます。
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電車道から左に折れたところに、かつて、司祭長の館だったドームホテルがひっそりと建っています。
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904年に建設が始まったといわれる大聖堂自動ドアを通って中に入ると、
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美しいステインドグラスを通して光が差し込んで
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厳かな雰囲気を醸し出しています。
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大聖堂の正面を見上げる公園で、
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近くの店で買った、地ビール (Riegele)カツサンドの昼食をとります。
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