2010年09月

2010年8月22日(日)

**********<1日目>・・・・・・・・・・エーゲ海1日クルーズ・・・・・・・・・・**********

アテネの南西約10kmにあるピレウス港から高速艇に乗って、ペロポネソス半島沿いにあるイドラポロス
エギナ3島を巡るエーゲ海1日クルーズを楽しみます。

朝 8時、 蒼いエーゲ海に乗り出します。
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雲ひとつない青空の下、順調な航海が続きます。
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出港してから3時間、3島の中で一番南に位置するイドラ(HYDRA)島に到着します。
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イドラ・タウンの入江に入っていきます。

海に迫る丘の上まで、石造りの家並が続いています。
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右から、EUギリシャそしてイドラ島の旗です。
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この島では自動車バイク乗り入れを一切禁止していて、船着場には客待ちの馬やロバが見られます。
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鐘楼の前の道を抜けると、
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海沿いの道を、島の祭りに駆けつけたギリシャ海軍の隊列が堂々の行進して来ます。
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更に進んで、岬の突端を目指します。
遠くに霞んで見えるのが、ペロポネソス半島です。
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2番目の島ポロス(POROS)島までの1時間半余りの間に、
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バンド演奏とダンスを楽しみながら、昼食を済ませます。


ポロス島では、ポロス・タウンの港の横の時計台の丘に登り、
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エーゲ海に浮かぶ島々の眺望を楽しみます。
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ポロス島を出港して約1時間半、最後の島エギナ(AEGINA)島に到着です。
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岸壁に建つ、白い小さな礼拝堂蒼い空に映えます。

港から観光バスに乗り、島の名産ピスタチオの林を抜けて
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島の反対側にあるアフェア神殿に向かいます。

前門跡(右側の柵内)の横を通って神殿へ。
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紀元前6世紀~5世紀に掛けて建てられた神殿の32本あったドリア式石柱のうち、24本が残っています。
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この石柱は、大理石ではなく、地元産の石灰岩で作られているそうです。

神殿の横のスフィンクスの円柱のあった所と貯水槽(奥の柵の中)です。
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アフェア神殿の丘からエーゲ海を望みます。
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時間に追われながらも、帰り道、20世紀初頭に亡くなった聖人を記念した聖ネクタリオ修道院に立ち寄り、
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急ぎ船の待つエギナ・タウンを目指します。

港の北にあるアポロン神殿にも是非行ってみたかったのですが、
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時間の都合で寄ることが出来ません。


帰りの船の中では、
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ギリシャの民族舞踊が披露され、
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観光客も舞台に上って、
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輪になって踊り続けます。

夜 8時 デッキで、島影に沈む夕日を眺めているうちに、ピレウスに帰り着き、
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楽しかったエーゲ海1日クルーズを終えます。

上陸後、近くの港町ミクロマリーナ
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海鮮料理を堪能、
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大満足でホテルに引き上げます。


2010年8月23日(月)

**********<2日目>・・・・・・・・・・デルフィの遺跡・・・・・・・・・・**********

アテネから約180km、パルナッソス連峰の絶壁に建つデルフィの遺跡を訪れます。

朝 9時、ホテルを出発、高速道路を経て、曲りくねった山道に分け入って行きます。
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アテネを出て3時間弱
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急勾配の谷間に位置し、石造りの家並が続くアラホヴァの街(↑)を抜け、


10kmほど走ると、正午前に、急な斜面に建つデルフィの街に着きます。
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山の斜面に街があり、上の通りと下の通りを結ぶ、階段の路地が通っています。

先ずは、遠くにイオニア海を望む絶壁に、張り付いたように建っているレストラン エピクロスで昼食です。
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いよいよ、デルフィの遺跡です。

ゼウスが使いの鷲を2羽、東と西に飛ばしたところ、デルフィで再び出会ったことから、ここが世界の中心「オンファロス=大地のへそ」であるといわれていました。

ここでは、古来「神託=神のお告げ」が行われており、後にこの地の守護神となったゼウスの子アポロンが神託を授かっていたところです。

聖域の入口から、アポロンの神託が行われていた神殿跡の列柱を仰ぎ見ます。
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このアポロンの神託は優れた予知能力で知られ、各地の都市国家や植民地や一般民衆が、大は政治問題から小は商売、結婚、家庭問題までについて、神託を受けるために、ここを訪れたそうです。

神殿に続く参道の両側には、神託のお礼として謙譲された宝庫や記念像等が並んでいたとのことです。

アテネ人の宝庫
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紀元前5世紀に、アテネがマラトンでペルシャ軍を破った戦勝を祝い、戦利品で建てたといわれています。
20世紀初頭に復元され、ドーリス式の重厚な姿を今に残しています。

紀元前650年頃建造されたアポロン神殿跡に残るドーリス式の列柱
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後ろにそそり立つ丘の上から見た神殿跡の全景
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*(画像内右下隅の(+)をクリックすると、大きな画像が開きます。)

更に丘を上り詰めると、5000人を収容する野外劇場の最上段にたどり着きます。
ここからは、急峻な斜面に展開するアポロン聖域の全体を見渡すことが出来ます。
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*(画像内右下隅の(+)をクリックすると、大きな画像が開きます。)




アポロン神殿をはじめ聖域を飾った数々の彫刻・彫像や遺跡から発掘された黄金や象牙で作られた奉納品など古代美術史を飾るにふさわしい作品の数々は、遺跡の近くに建つデルフィ博物館でを見ることができます。



御者の像
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静かに佇んでいるようにも見える、青銅製のこの像は、紀元前478年頃の古典時代における傑作のひとつで、この博物館の代表作です。

オンファロス(大地のへそ)
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ヘレニズム時代/ローマ時代の模作品だそうですが、アポロン神殿で発見されたものです。


ナクソスのスフィンクス像
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ナクソス島から奉納された紀元前6世紀の作品で、イオニア式の台座の上に大理石で作られた翼を持った高さ2.5mのスフィンクスが威容を誇っています。
*(画像内右下隅の(+)をクリックすると、大きな画像が開きます。)

シフノス人の宝庫のレリーフ
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宝庫の壁を飾った躍動感溢れる作品で、紀元前6世紀の作品です。
*(画像内右下隅の(+)をクリックすると、大きな画像が開きます。)

その他、巨大な彫像もあり、
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繊細な文様の彩色陶器 等
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数多くの展示品を鑑賞することが出来ます。



デルフィの街を後にして、聳え立つ岩山の上に立つメテオラの修道院麓の町、カランバカに向かって4時間のバスの旅です。


途中で見かけた、大きなコウノトリの巣です。
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教会のドームの天辺に鎮座しています。

夕方7時前、バスの前方に、奇岩の壁が見えてきます。
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カランバカに到着です。
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明日は、メテオラの修道院を巡ります。


2010年8月23日(月)

**********<2日目>・・・・・・・・・・デルフィの遺跡・・・・・・・・・・**********

アテネから約180km、パルナッソス連峰の絶壁に建つデルフィの遺跡を訪れます。

朝 9時、ホテルを出発、高速道路を経て、曲りくねった山道に分け入って行きます。
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アテネを出て3時間弱
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急勾配の谷間に位置し、石造りの家並が続くアラホヴァの街(↑)を抜け、


10kmほど走ると、正午前に、急な斜面に建つデルフィの街に着きます。
イメージ 2
山の斜面に街があり、上の通りと下の通りを結ぶ、階段の路地が通っています。

先ずは、遠くにイオニア海を望む絶壁に、張り付いたように建っているレストラン エピクロスで昼食です。
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   画像の自動スクロールは、「瀬戸の夜景」様 (←クリック)のJava Scriptを使わせて頂いております。


いよいよ、デルフィの遺跡です。

ゼウスが使いの鷲を2羽、東と西に飛ばしたところ、デルフィで再び出会ったことから、ここが世界の中心「オンファロス=大地のへそ」であるといわれていました。

ここでは、古来「神託=神のお告げ」が行われており、後にこの地の守護神となったゼウスの子アポロンが神託を授かっていたところです。

聖域の入口から、アポロンの神託が行われていた神殿跡の列柱を仰ぎ見ます。
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このアポロンの神託は優れた予知能力で知られ、各地の都市国家や植民地や一般民衆が、大は政治問題から小は商売、結婚、家庭問題までについて、神託を受けるために、ここを訪れたそうです。

神殿に続く参道の両側には、神託のお礼として謙譲された宝庫や記念像等が並んでいたとのことです。

アテネ人の宝庫
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紀元前5世紀に、アテネがマラトンでペルシャ軍を破った戦勝を祝い、戦利品で建てたといわれています。
20世紀初頭に復元され、ドーリス式の重厚な姿を今に残しています。

紀元前650年頃建造されたアポロン神殿跡に残るドーリス式の列柱
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後ろにそそり立つ丘の上から見た神殿跡の全景
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*(画像内右下隅の(+)をクリックすると、大きな画像が開きます。)

更に丘を上り詰めると、5000人を収容する野外劇場の最上段にたどり着きます。
ここからは、急峻な斜面に展開するアポロン聖域の全体を見渡すことが出来ます。
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2010年8月23日(月)

**********<2日目>・・・・・・・・・・デルフィの遺跡・・・・・・・・・・**********


アポロン神殿をはじめ聖域を飾った数々の彫刻・彫像や遺跡から発掘された黄金や象牙で作られた奉納品など古代美術史を飾るにふさわしい作品の数々は、遺跡の近くに建つデルフィ博物館でを見ることができます。



御者の像
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静かに佇んでいるようにも見える、青銅製のこの像は、紀元前478年頃の古典時代における傑作のひとつで、この博物館の代表作です。

オンファロス(大地のへそ)
イメージ 9
ヘレニズム時代/ローマ時代の模作品だそうですが、アポロン神殿で発見されたものです。


ナクソスのスフィンクス像
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ナクソス島から奉納された紀元前6世紀の作品で、イオニア式の台座の上に大理石で作られた翼を持った高さ2.5mのスフィンクスが威容を誇っています。
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シフノス人の宝庫のレリーフ
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宝庫の壁を飾った躍動感溢れる作品で、紀元前6世紀の作品です。
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その他、巨大な彫像もあり、
イメージ 16
繊細な文様の彩色陶器 等
イメージ 12
数多くの展示品を鑑賞することが出来ます。



デルフィの街を後にして、聳え立つ岩山の上に立つメテオラの修道院麓の町、カランバカに向かって4時間のバスの旅です。


途中で見かけた、大きなコウノトリの巣です。
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教会のドームの天辺に鎮座しています。

夕方7時前、バスの前方に、奇岩の壁が見えてきます。
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カランバカに到着です。
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明日は、メテオラの修道院を巡ります。


2010年8月24日(火)

**********<3日目>・・・・・・・・・・メテオラの修道院・・・・・・・・・・**********

アテネの北西300km余り、テッサリア地方の奇岩群の上に建つ修道院を訪ねます。
メテオラとは、「空中に吊り上げられた」、「天空の」という意味とのことです。
麓の街カランバカから見上げると様々な形をした500mにも達する灰色の岩が聳え立っています。
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今日は、あの奇岩の上に点在する6つの修道院のうち
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アギオス・ステファノス修道院ヴァルラアム修道院を訪ねます。
 
アギオス・ステファノス修道院に向かう途中、右側によく絵葉書に使われているアギア・トリアダ修道院が見えてきます。
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アギオス・ステファノス修道院(尼僧院)
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最初に訪問したこの修道院は、バスの駐車場から直接入ることが出来ます。

ご婦人方は、土産物店で巻布を借りて入館です。
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12世紀からあった隠遁所だった所に建てられた修道院です。
1350年に建てられた古い教会では、美しい金箔を施した木彫や古い聖像画を見ることが出来ます。

石造りの建物は、
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それぞれに趣があって
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魅力的です。
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修道院の中庭の端から、身を乗り出して谷底を覗く
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修道院の建っている絶壁の高さが判ります。

次のヴァルラム修道院に向かう途中、車中からルサーヌ修道院(尼僧院)が望まれます。
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岩の天辺からこぼれるように修道院が建っていて、どうやって登るのか不思議な気がします。
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ヴァルラム修道院の全景です。
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1517年に兄弟修道士によって建てられた修道院です。

岩壁を削って作った階段を登って行きます。
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この修道院の建物も
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皆、時を経た重みが感じられて
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強く惹かれます。

カランバカの街に戻り、奇岩を背にしたパノラマ・タベルナで昼食。
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カランバカを後にして、約6時間掛けアテネに戻ります。
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カランバカから3時間弱、テルモピュライの古戦場に立ち寄ります。
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紀元前480年レオニダス王率いるスパルタを中心とするギリシア軍とアケメネス朝ペルシアの遠征軍の間で行われた戦闘のあった所です。ペルシアの圧倒的な戦力を前にしながら、スパルタ軍は地形をうまく利用しながら全滅するまで戦い、ペルシア軍を3日間に渡って食い止めたました。


ギリシャ最後の晩餐は、ライトアップされたアクロポリス神殿を望むレストラン ディオニソス
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美味しいワインを楽しみながら贅沢な時間を過ごします。


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