2008年09月

2008年8月25日(月)

イスタンブール市内

ブルーモスク (Sultan Ahmet Camii)(Wikipedia←クリック)

6本の尖塔を持ち、美しく格式の高いモスクです。(1616年建造
オスマントルコ時代の有名なタイルの産地イズニック製の青を基調としたタイルで内装されていることから、
ブルーモスクと呼ばれています。
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ドームの内側
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ステインドグラスの窓から、美しい光が差し込みます。
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アヤソフィア (Wikipedia←クリック)

ブルーモスクに対峙するように、歴史的な建造物アヤソフィアが建っています。
537年に完成した東ローマ帝国の代表的な教会遺構であり、しばしばビザンティン建築の最高傑作と評価される。その歴史と威容から、オスマン帝国の時代(15世紀半ば)においても第一級の格式を誇るモスクとして転活用されました。
共和制の下で、世俗化され現在は博物館として公開されています。

外観にも1500年の歴史が感じられて、趣があります。
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中の感じも、心を落ち着かせるものがあります。
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モザイクで描かれたキリスト(中央)、聖母マリア(左)、聖ヨハネ(右)。
ビザンティン美術の最高傑作と言われているようです。
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モスクに改装された際に作られたメッカのか方向を示す窪み(ミフラーブ)
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15世紀から19世紀までオスマン帝国の君主が住んだ宮殿です。
共和国になってからは、博物館として公開されています。

挨拶の門
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行政と公式行事の行われる場である外廷への入口。

宮殿の回廊
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宮殿内部の壁面装飾
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地下宮殿 (Wikipedia ←クリック)
「宮殿」と呼ばれていますが、78,000㎥の水を蓄える地下貯水槽です。
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6世紀前半にユスティニアヌス帝によって建造されました。
照明の効果もあって、幽玄な雰囲気を醸し出しています。

アンカラ急行(←クリック)に続く。

2008年8月24日(日)

世界遺産 - ギョレメ国立公園およびカッパドキアの岩石遺跡群(Wikipedia←クリック

カッパドキア地方ネヴェシェヒル県にある国立公園であり、妖精の煙突と呼ばれる奇岩群と古代ローマ時代にギリシア人のキリスト教徒によって建設された岩窟教会・修道院や8階建ての地下都市など、多くの観光名所があります。

岩窟住居跡
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ローマ時代、迫害を逃れる為に、キリスト教徒が隠れ住んだ住居跡です。
画面右上に見える小さな穴の列は、糞を活用する為に飼っていた鳩の棲家の洞窟です。
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岸壁が崩れた為に、岩窟が見えるようになっていますが、元々は外からは全く見えず隠れた入口から出入りしていたようです。

岩窟教会のフレスコ画
9世紀以降30以上の教会が柔らかい火山性の擬灰磐に掘られた。
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教会の天井、壁に描かれたフレスコ画は、今もくっきりとした画像旧約聖書・新約聖書の物語やキリストの生涯を語っています。
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奇岩を間近に
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熱気球小飛行
地上からの見物に先立って、当日朝5時40分にホテルを出発して、カッパドキアの上空を飛行する熱気球に乗り込みました。
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奇岩の連なる盆地の上を、約1時間掛けて回遊していきます。高度は、奇岩すれすれの低空飛行から、
1000mの上空まで、操縦士の思いのままに上下します。
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時々火炎を噴射する時以外は、風を切る音だけが聞こえる優雅な飛行です。
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着陸後、無事帰還を祝ってシャンパンで乾杯!
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<追記> (9/11)
カッパドキア/ウルグップの洞窟ホテル
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本当の岩を刳り貫いたものではないのでは、という気もしましたが、洞窟の雰囲気は充分に味わうことがました。



8月の末に、トルコに行ってきました。
約1週間の旅でしたが、アジアとヨーロッパ、ギリシャ・ローマとトルコ帝国、キリスト教とイスラム教・・・
奇景に加えて、地理的にも時代的にも複層的な重なりの面白さを堪能してきました。


2008年8月22日(金)

エフェス遺跡
ギリシャ人の町として栄えた都市エフェス(Wikipedia ←クリック)の遺跡は、かつての繁栄を偲ばせるその壮大さで訪れるものを圧倒します。

列柱
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遺跡の入口から立ち並ぶイオニア式、コリント式の列柱群の間を進みます。

ハドリアヌス神殿
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ハドリアヌス帝の訪問(123 A.D.)を称えて建造されたものです。

ケルスス図書館
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2世紀建造。アレキサンドリアの図書館、ベルガモの図書館と並ぶかつての世界三大図書館の一つ。

大劇場
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観客席の直径158m、高さ38m、収容人員24,000人!!!
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大劇場から港に通じる大通りから振返って見て、改めてその大きさに驚かされます。


エフェス遺跡から発掘されたものは、遺跡の近くにあるエフェス(考古学)博物館に収蔵されています。

ビーナス
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紀元前1世紀。

ゼウス頭部
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1世紀。

アルテミス神
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2世紀。
豊穣の神。胸に下がっているものは乳房とも牛の××とも言われていますが、いずれにしても豊穣・多産(?)の象徴でしょうか。



ヒエラポリス遺跡
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ローマ帝国の温泉保養地として栄えた所です。

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遺跡のすぐ横には、パムッカレの石灰棚が拡がっています。
トルコの観光案内書や絵葉書に必ず登場する景色です。

下から見上げると、まるで雪山という光景です。
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8月23日(土)

コンヤ
アナトリア地方の主要都市。人口150万人弱。(Wikipedia ←クリック)

メヴラーナ博物館
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イスラム神秘主義教団の始祖メヴラーナ(ルミ)の霊廟
墓所を覆う緑色に輝く塔が、抜けるような青い空に映えて印象的です。
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インジェミナーレ神学校
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トルコ語でince=細長いminare=尖塔という意味ですが、名前の由来の塔の細い部分は現存していません。

ドームの中心部は木造でした。
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