2023年5月16日(火)
今日は、布引ハーブ園を訪ねた後、北野地区の異人館巡りをします
『三宮』駅から、地下鉄 西神・山手線で『新神戸』駅へ向かいます
新幹線『新神戸』駅の裏山へ昇り
布引ハーブ園のロープウェイに乗込みます
神戸の街が、どんどん低くなっていきます
明日行く予定の布引の滝 雄瀧が眼下に
『ハーブ園山頂』駅(標高400m)から歩き始めます
ハーブミュージアムの一角には
エルサレムセージ
コモンマロウ
多くの花が咲き乱れています
ザ・ヴェランダのドームが見えてきます
更に下っていくと
ハンモックが並べられた 風の丘芝生広場に出ます
ここで一休み
ロープウェイの『風の丘中間』駅からロープウェイで下ります
いよいよお目当ての北野異人館巡りが始まります
神戸市水道創設期導水管(Φ 600mm 1898年 イギリス製)
旧 サッスーン邸 (1892年)
木造寄棟造 地上2階建 外壁下見板張 ベイウィンドウ(出窓)鎧戸
現在は結婚式場となっていて、公開されていません (Wikipedia)
イタリア館・プラトン装飾美術館 <旧 アボイ邸> (1915年)
木造切妻造 スレート拭 地上2階 地下1階 鎧戸
坂の上の異人館 <旧 中国領事館> (1940年)
東洋的な異人館です
北野外国人倶楽部 <旧 フリューガ邸> (明治後期)
木造切妻造 地上2階建
山手八番館 <旧 サンセン邸> (明治後期)
青い屋根で独特な形の出窓と木組みが特徴の建物です
うろこの家 <旧 ハリヤ―邸 旧居留地> (1905年頃)
大正年間に北野町に移建後、ドイツ人R.ハリヤーの住居となりました
木造 地上2階建塔屋付 切妻屋根、黒桟瓦葺、壁面天然スレート張
国登録有形文化財
玄関から中へ
往時の異人達の生活が偲ばれます
居間
食堂
子ども部屋(?)
一旦庭に出て
隣の美術館に入ってみます
2階の展示室へ
ユトリロの『ミミの家』(by Kobe journal ←クリック)を鑑賞
3階の展示室からは、神戸の街が見渡せます
お隣の 『ティファニーの休日』で昼食を頂きます
お洒落な小物が置かれた
落ち着いた雰囲気のお店です
香辛料の効いたカレーライスとグレープフルーツ・ジュース、
窓からの爽やかな風で、疲れが飛んでいきます
神戸市のマンホールの蓋(←クリック)
展示施設 ウィーンオーストリーの家、
デンマークの家を抜けると
オランダ館 <旧 I.S.ヴォルヒン邸(←クリック)> (大正中期)
木造 寄棟造 地上2階建
当初オランダ王国領事館、その後20世紀初めからヴォルヒン邸
兵庫住宅百選の一つ
ハンター邸跡地の門と塀沿いに進みます
E
E.H.ハンター(E.H.Hunter 1843年~1917年)は、イギリス人実業家で
日立造船の創設者だそうです
石畳の道を下っていくと
北野八幡神社の前に出ます
『境内からの眺めは絶景』とのことですが、参道の階段に恐れをなして・・・
風見鶏の館に向います
風見鶏の館 <旧 G.トーマス(Gottfried Thomas 1871年-1950年)邸> (1904年)
寄棟造 スレート葺 地上2階(一部3階建)塔屋付 地下1階
地階は御影石積、1階は煉瓦造、2階は木造ハーフティンバー造
建築面積 217.80㎡
延床面積 891.03㎡
重要文化財 (Wikipedia)
萌黄の館(小林家住宅)
<旧 H.シャープ(Hunter Sharp アメリカ総領事)邸> (1903年)
木道 寄棟造 桟瓦葺 2階建
延床面積 383.34㎡ (1階 192.91㎡ 2階 190.43㎡)
重要文化財
阪神・淡路大震災で被災ご1年半を掛けて修復
重厚な調度品が置かれています
暖炉のタイルが目を引きます
大きなベイウィンドウ(出窓)
小振りのベイウィンドウ
幾何学模様の窓枠が魅力的な2階のベランダ
ここの床は相当傷んでいて、歩くとギシギシと鳴ります
一度に大勢が入ることは出来ません
浴室も覗かせて頂きます
西側の庭から見ると、2種類のベイウィンドウの特徴が良く判ります
大震災で落下した煙突がここにも
北野町広場から、トーマス坂を下り、一本海側の北野通に出ます
英国館 <旧 フデセック邸>(1909年)
旧居留地などに住む外国人を診療したイギリス人医師フデセックの診療所兼住居
洋館長屋(仏蘭西館)<旧 ボシー邸> (1908年)
旧居留地に建てられた外国人向けアパートを後年現在地に移築
通りに面して左右対称の2棟が中央で連結し、連結部の階段の左右に
入口が設けられています
ベンの家 <旧 フェレ邸 旧居留地> (1902年)
木造 2階建て
後の所有者、イギリス人 ベン・アリソン(Ben Allison)に因んで
ベンの家と呼ばれています (Wikipedia)
ラインの館 <ドレウェル邸> (1915年)
木造 2階建 寄棟造 桟瓦葺 ベイウィンドウ(出窓) 鎧戸
延床面積 415.35㎡ (1階 211.00㎡ 2階 204.35㎡)
伝統的建造物
1978年市が購入し、地区内の案内センターとなりました
その時に、元住人のドイツ人の故国の河(Rhein)と下見板の美しい直線
(line?!)に因んで『ラインの館』名づけられたそうです(!!??)
大きなベイウィンドウ(出窓)が目を引く1階の応接間
2階寝室
2階のベランダからは、通りを挟んだ洋館長屋(右)とベンの家(左)が見渡せます
また、昔の街並みの写真も置かれていて、現在と見比べられます
<
旧 ムーア邸 (1898年)
木造 寄棟造 2階建 桟瓦葺 外壁下見板張
ラインの館の建築主 ドレウェル夫人が設計
由緒ありげな建物は
結婚式場でした
三本松不動院から不動坂を下って、異人館通りに出て、西へ道を取ります
神戸のパパラッチ(?!)
ブダペストのパパラッチ (2012年)
『母子』 韓 美林(中国) (2001年)
神戸バプティスト教会 (1892年)
1945年 繊細で焼失、1948年 再建
1992年 現礼拝堂 献堂
北野メディウム邸(←クリック)
<旧 スタデニック(Leo A. Stadnick) 邸> (明治20年代)
木道 2階建
北野異人館街の中で最古の部類に入るといわれています
ラ メゾン ドゥ グラシアニ <旧 グラシアニ邸> (1908年)
木造 寄棟造 地上2階建 桟瓦葺 外壁下見板張 鎧戸(Wikipedia)
2012年2月 全焼 翌年 レストランとして再建
門 兆鴻 邸<旧 ディフレフセン邸> (1895年)
木造 2階建 現在も所有者が居住しており非公開です
シュウエケ邸
<旧 ハンセル(Alexander Nelson Hansell、1857年~1940年)邸 (1896年)
木道 2階建 屋根の上に鯱(?!)が載っています
現在も所有者が居住していますが、1階と庭が公開されています
庭にも石灯籠が置かれています
旧 キャセリン・アンダーセン(Catherine Andersen)邸 (1899年)
木造 寄棟+霧妻造 桟瓦葺 下見板張 鎧戸 (Wikipedia)
今は公開されていませんが、このお宅の内部を詳しく紹介した
2013年3月のAngela Gardenさんのブログ記事(←クリック)を
見付けました
神戸の異人館を堪能した街歩きを終え、お土産を求めて、
神戸の人なら誰でも知っている
フロインドリーブ(Freuindrieb)(←クリック)に向かいます
1924年ドイツ人パン職人Heinrich Freundribが創業
1999年 旧 神戸ユニオン教会の建物を改装して移転
1999年 登録文化財登録
教会の佇まいを残した入口
1階の売店で、お土産をどっさり買い込みます
奥の階段を昇って2階の喫茶室へ
GERMAN HANDMADE BAKERY FREUNDLIEBの文字が迎えてくれます
高い天井の空間に、ゆったりと席が用意されています
飲物と一緒に、かわいいグラスに入ったクッキーが出されます
プレッテルが描かれています 帰りに売店で2つ入手しました
LÖWENBRÄUのビールサーバーも飾ってあり、
ドイツの雰囲気を演出しています
念願だった異人館巡りを終え、一旦ホテルに引き上げます
夕飯は、ドイツ風を求めて、ニューミュンヘン神戸大使館でとります
お店の看板ビールで乾杯! サッポロビールの経営です
ミュンヘン風に、ソーセージとジャガイモを頼みましたが・・・・・・
地元の方に聞いていたのですが、此処の名物メニューは唐揚だそうです
周りの席でも、殆どの人が注文しています!!
軽く揚がっていて、本当に美味しい唐揚でした
部屋に戻る前に、ホテルの前のメリケンパーク(←クリック)を散歩します
『神戸海援隊』 高さ4m (流 政之 作 1991年)
『BE KOBE』(2017年)
『震災20年 神戸からのメッセージ発信』プロジェクト(2015年)
『BE KOBE』発信メっセージ ↓
工事中の神戸ポートタワーのプロジェクション・マッピング
部屋に帰って、最後の夜景を楽しみます
明日は、これも念願の『小磯記念美術案』を訪ねます。
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